歯茎(歯肉)の黒ずみ改善法
最近は女性だけでなく男性も、口元の美しさへ
の関心が高まってきていると実感しています。
しかし、口元の美しさは「歯の形」「歯の色」
「歯並び」だけではありません。
「健康的なピンク色の歯茎」という要素が
そろって総合的な口元の美しさが達成されます。
ここでは、歯茎(歯肉)が黒ずんだり、変色する原因と、その治療法をご説明いたします。
歯茎(歯肉)の黒ずみ・変色の原因は、主に以下の二つです。
① 喫煙などによるメラニン色素の沈着
② 保険適用のかぶせものに用いる金属イオンの流出
原因によって治療法が異なりますので、気になる項目をご覧下さい。
メラニン色素沈着による黒ずみ改善
治療法は、薬剤を使った黒ずみの漂白治療があります。
価格は約1.1万円(税込)。ウォーキングブリーチによる症例。リスクは特にない。
担当医からのコメント
メラニン色素が上下の歯茎に沈着していました。特殊な薬剤を使い、歯茎を漂白し、黒ずみを除去した症例です。 歯茎の色は皆様が思っているよりも口元の美しさと関係しています。歯の色がきれいになればなるほどそれは顕著になります。 |
金属イオン流出による黒ずみ改善
保険適用の「銀歯」は、見た目に違和感があるだけではなく、金属イオンが体内に流出することで身体に悪影響を及ぼす可能性があることが知られています。そして、この流出した金属イオンが歯茎に沈着することによって、歯茎が黒く変色します。
治療法としましては、そもそもの原因となっている金属を利用した人工歯を取り外し、金属を一切使っていない素材(オールセラミック)に置き換えます。
価格は約13.2万円(税込)。リスクとして、歯を削る必要があるため、歯の寿命が短くする必要がある。
担当医からのコメント
金属を利用したかぶせ物を使った場合、金属イオンが流出し歯肉に沈着することがあります。この症例もこれに該当します。そのため、金属を一切使用していないかぶせ物(オールセラミック)に置き換えました。写真は治療直後のものですので若干黒ずみが残っていますが、時間の経過とともにこれはなくなっていきます。 |